亮太。


あなたは、私にとって、



かけがえのない、





”友達”だった。









「…それって、ホントに”友達”?」




疑うような冬斗の目に、少しとまどいながらもうなずく。




「亮太は…私の大事な友達」



自分を納得させるように言う。



亮太は、友達だよ、うん。





いつも笑顔で明るくて、
周りには人が自然と集まってしまう。


見た目も結構カッコいい彼は女子にもモテて、
性格がサバサバしててノリのいい彼は男子からも人気。



”人気者”という立ち位置にいた、かな。




「…なんか、すっごく…似てたんだよね、彼に」



「…元彰に?」



「うん。

ただ、亮太は…髪色がこげ茶だったかも。
地毛なんだけど、少し茶色めだったかな」




「へぇ。


…で、秋奈にとって亮太?は大切な存在だったの?」