「騒ぎの最中に私が来たら、次の秋に向けての作戦か、などと騒がれるかもしれないと思ったものですから…

…お久しぶりですね、4人とも」




相変わらず美しい笑みを浮かべたアマテラス様は、金色に輝く瞳を私達に向ける。

その眼差しは、なんだか暖かい。




「…でさ、アマテラス様。

突然のこの招集は…なんなの?」



夏樹は確かに前より、明るさみたいなものがなくなった。

けど…むしろ自然体でいてくれたほうが、私達にとって嬉しい。


それに…はっちゃけていない夏樹でも、別に違和感みたいなのを…最初は感じたところもあったけど、すぐに消えちゃったりしたんだよね。


相変わらず敬語を使わない夏樹に少し笑いそうになる。




「……」



………なんか、ちょっと今冬斗と目があったんですけども。

1人でニヤついてるの見られた?っていうか私、ニヤついてたのやっぱり…!?



片手で口元を抑えてみる。うん、これなら見えまい。




視線をアマテラス様に戻すと…アマテラス様は、少し目を伏せていた。

金色に輝く…私の好きな目が、よく見えない。




「…あなた達に、私から直接言わなければならないことがあります。

分かりますね…?」