「わ、私は秋奈です…
よろしくお願いします…」
「…敬語じゃなくていいのにー！」
「俺、堅いの好きじゃない！」
「…だそうだよ」
なんだか、すぅっと心が軽くなった気がした。
はっきり言ってよく分からない彼等だけど、自然と笑みがこぼれた。
「はい…！」
「……敬語じゃんー！」
「ああ！？つい！」
「敬語慣れしてるとか？」
「…まあ、すぐ外れるだろ」
冬斗の言う通り。
多分、慣れればすぐ外れる、敬語なんて。
なんか楽しい気持ちになってると…急に、あることを思い出した。
「…っていうか溶け込んでた、私！
あなた達、誰！？」
今さら感があるけど、つい忘れてたー！
春乃に夏樹、それに冬斗！
自称アマテラス様が言うには、ここは…天界？らしい。
…まだ信じていないけれど。
