生神さまっ!

義経の体を、1つ1つは浅いけど刻む光。


その隙をついて…薄れた結界に向かって、冬斗が刀を振り下ろす……!!




_パリイイィィン!!




…砕け散った、薄黄色の義経を守る、結界。





義経は手を前にだし抵抗しようとするけど…目がまだちゃんと見えないのか、フラフラしてる。




「く、お前は…お前は、夏を恨んでいないのか!!?

夏を、救いたいと…心から願うのか!?」





夏樹に向かって、問い、叫ぶ義経。



…義経はきっと、心から…自分を裏切った者を恨んでいるんだ。

だから…分からない。今の、夏樹の行動が。


でもそれは、私も…いや多分、私達も同じ。



なにが、夏樹をここまで動かしたんだろう…





「…俺はな。夏が嫌いだよ」




静かに言う、夏樹…さらり、と赤い髪が少し揺れる。




「大っ嫌いだ。


きっとこれから、夏の暑さを感じるたびに、思い出す。全部。



けど…俺は……



夏を、救いたい」