生神さまっ!

「俺は…俺があの世界で消えてから、やっと気づいたんだよ…!!


見えてなかったんだよ、俺だって!なにも!!

気付けば、全部が終わってた!もう、後戻りできなかった!


だから、俺は…!!」




夏樹が両手で一気に義経の方に、大きな大きな炎を飛ばす…!!




「だから、俺は!!

アイツ等を一生忘れない、そう決めたんだよ…自分の罪を忘れない、自分が犯してしまったことを忘れない、そう決めたんだ!


アイツ等が俺を忘れても…俺は絶対、忘れないっ…!!」




途端…横にいたはずの冬斗が、消えた。



気が付けば、冬斗は夏樹の横に並んでいた。




「言ったでしょ。俺たちは1人だと0.25人前なんだって」



「…ん」




冬斗の手から、白い光が生まれて…それが、日本刀になる。



そのまま義経に突っ込んだ冬斗。
義経は焦りを見せた顔で、それを結界で防ぐ。



そこを夏樹が横から炎で攻める…結界がはられるけど、2人はそれを次々と繰り出す。



「秋奈!あたし達も、行こう?」



「了解!!」



私と春乃も、走って2人の元へ向かう。




「あたしの春の力、見せてあげる!



…咲け、桜!!」





春乃の声と同時に…大きく横に振られた春乃の手から、淡い桃色の光が溢れ出す。


その光が…義経を包む。




「くっ見えな…い……!」



「春の光は眩しいんです!」




春乃は…玉の力の影響か、戦うだけの力じゃなくて、他の術も身につけたようだった。

今のはそのうちの1つ…なのかな。




…なら、私も負けてらんない!

まだ、不完全かもしれないけど…!




「…行って!」



手から生まれる…赤い小さな何百もの光が、目を少し抑えている義経に向かう。



「く、あああああ!!!」