生神さまっ!

写し…か。



卑弥呼も義経も、完全な"神"ではない私達のことを色々言っていた。


ただ卑弥呼の場合は、自分も完全な神ではないと言っていたけど、
義経は…自身を卑下しながらも、私達を見下してるのが感じとれる。





「…ふん…現人神のお前に言われたくねえ。

未練たらたらのお前には、な」



「…昔の話よ。

裏切られた者の気持ちが、お前に分かるか!!」




…確か、源義経は。

兄である源頼朝に…その天才的な戦闘のセンスを恐れられ、殺された。


実の兄に殺されるって…どんな気持ちなんだろ。

私には…分からない。




「…お前、夏を救いたいのか?本心か、それは?」




「今、別にそれは関係…!」



「無いとは言わせぬ。そもそもおかしいだろう。



夏を恨んでいるのだろう?

夏が見せた幻に全て支配された、そう思っているのだろう?


自分が見た悪い夢の舞台は、夏だったのだろう?」




夏樹…惑わされないで…!

多分、義経は知ってるんだ…詳しくはなくても、夏樹に戸惑いがあること…




「お、れは……!」



「俺は、なんだ。

第一おかしいじゃないか。夏が嫌いなのに、夏を救うだなんて。


お前は夏を見たら、どう思う?思い出すだけだ、悪夢を。


我等は戦闘する時、力をもらうため季節の玉を持つ。今我も夏の玉を持っている」