生神さまっ!

結局そうゆう結論に達した時。

あと少しで祭壇に着くというとき、バリバリ!!という電流が走る音がした。


雷ほどでかくはないけど…かなりの電気。




「祭壇に結界っつー壁みたいなの貼ってあんだけど…それが破られたっつーことだ!」



「え、じゃあ…!」



「義経は、やっぱりもういるっつーこと!」





ここの突き当たりを左に曲がったら…目の前が、その部屋だ!

私と夏樹は、走りながら左に曲がる。着物、動きづらい!



そして…気付く。

目の前の襖が…少し黒く焦げていて、開いている。




後先考えず、静かに入り込む。


…薄暗い。そして、かなり広い。教室3つ分くらいある。ホントこの屋敷なんなの。




「…おい、奥…」



夏樹の小さな声で…私は、奥に動く人影がいることに気付く。

薄暗い中、淡い光を自分から発している春の玉のそばに…人影!?



「…春乃と冬斗かもしれない。

しばらく様子、見るぞ」



私と夏樹はそっと壁際に寄る。



春の玉を…今、持ち上げた…

封印されたら…また、厄介だ。



「………やばい、確か義経と言えば4つの玉の封印をしたヤツだ。

このままじゃいけない…突っ込んだ方が、まだマシだ」



「え…!?」



「行ってくる…秋奈はここにいろ」



「え、夏樹…!」



夏樹は風の如く、薄暗い部屋の中を…ほぼ音を立てず走っていく。


そして、人影が…ゆらり、動いて夏樹の方を見た。



その時にはすでに夏樹は大きく飛び上がってて、その人影の真上にいた。