……信じてみよう。




「…まだ夏が嫌いだけど」




「それでも良いの。


…夏樹が答えを見つけられるまで、筒は待ってるの」





…窓の外。

殺風景な景色。

つまらない、そう思った。



「…分かった」



「……ありがとう、なの。


じゃあ、夏樹、


これから…改めてよろしくなの」



「……ん」





俺の罪は、一生消えない。

一生背負う。

一生というものが、まずあるか分からないけど。




でも、

俺に与えられた新たな使命を、受け入れてみよう。





それが俺の罪に与えられた、

罰だったとしても。




きっと罰じゃないと、これから…信じてみよう。





その、いつか現れるかもしれない



俺が、夏を救いたいと思えるようになるきっかけを与えるという3人を。




4人揃うのを、待っていよう。
















たとえ、それまでの年月が、長かろうと……


…どうせ夏が消えている間は、





陽炎も俺に、夢を見せられないだろ?