生神さまっ!

着いた先は…病院。




「…ほら、いるの」




「………ああ」





目の前…窓越しにいるのは、香織。

ベッドに、ただ放心状態で半身起きあがあっている状態でいる。


ほおには泣きはらしたような跡がある。




「…思い出すの。夏樹と彼女の最後は、決していいものじゃなかったの」



「…俺が、逃げたんだ」



「彼女も自分を責めているの。

夏樹を止められなかった自分に。夏樹に語りかける勇気がなかった自分に。

過去に戻りたい、と何度も願っているの」



「…もう二度と、香織の目に俺が移ることはないんだろうな」



「…1つだけイイコト、教えてあげるの」



筒は、そっと窓に手をかけた。


そして…横に、開く。



「…え、触れんの」


「神さまナメちゃいけないの」


「あ、俺の時もそうやって不法侵入して…」


「いいから行くの」