生神さまっ!

筒は、静かにうなずく。




「知っているの。

…夏樹がなにを言いたいのかも、分かるの」




「…俺は、2人殺したい奴がいた。
1人は、裕也…2人目は、俺だ。

裕也を殺したことで、俺は死んだも同然になった。


俺を別の世界に連れていってくれるんだろ?


この世界から、俺という存在はきえるんだろ?」





「そうと言っているの、ずっと」




「ごめん、ただ信じられない、まだ」




「…それで、夏樹は…

君は、


なにを願うの?」




さっき、筒は"分かっている"を言っていた。

俺がなにを"願いたい"のかを。





『夏樹が天界に行く、それが決まった時点で、夏樹には3つあることがもらえるの』




『なんだよ、それ?』




『1つ目は、能力。神の力と思ってくれていいの。

2つ目は、神としての地位。天界にいるのが全員神ってわけじゃないから』




『…3つ目は?』





ふと、昨日の俺たちの会話を思い出す。



『3つ目はね、




人界での夏樹の"願い"を1個、叶えてあげることなの』





俺の、願いは。







「…裕也を、生き返らせろ」