生神さまっ!

「俺…香織に告ったんだよ」




やっぱり、噂は本当だった。

裕也は…香織のことが好きだったんだ。



なんとなく…頭の中で察してしまう。

裕也の、言葉の先を。



それがあまりにも酷すぎて、俺は首を横に振る。




「そしたらさ…アイツ、なに言ったと思う?


『私は夏樹が好きだから』っつったんだぞ!?


それだけじゃなくて…


『夏樹をイジめるあんたは嫌いだ』って…!!」




…俺らは所詮、まだ小4。

恋愛のれの字も知らない人もまだ多い中…コイツは、香織に思いを告げた。



…なんだよ。

それじゃ、まるで…




「お前が全部、悪いんだよ!!」




…ホントに俺が、悪いみたいじゃねえか。





「お前がいなければ…お前が……!!」




…んだよ。

うるせえよ。



俺が悪い?

俺が?


香織に好かれてしまった、俺が。




俺が…







香織の夢を、壊した?