生神さまっ!

ふと、さっき看護師さんが言っていた言葉を思い出す。



そして…
自分でも無意識のうちに口を開き、彼女に問うていた。






「…通報者って、誰なんですか」




看護師さんは、悲しそうな目を俺に向ける。




「確か君は、香織さんと同じクラスなのよね。


…言ってはいけないのかもしれない、だけど…


…教えるわ」




前言撤回をしよう。

看護師さんは、決して優秀じゃないんだ。


人に教えてはいけない情報を教えてしまうぐらい、

情に流れやすい人だし。



でも、今は。

そんな看護師さんに、ありがとうとしか言えない。





「…君と同じクラスのね、」







看護師さんの口元が、声が、スローモーションで動く、聞こえる。









「裕也くん、って男の子なんだ」