生神さまっ!

事件が起きたのは

その次の日だった。






「夏樹君…!夏樹君!!」




コンコン、どころか、ドン、ドン!と激しくノックしてくるおばさん。


なんだか色々暑苦しいな、なんておもいながらドアを開く。



はい、と返事しようとしたところで…俺は、異変に気付いた。




顔を真っ青にし、孤児院の電話の子機を持って、息を切らしているおばさんを見て、異変に気付かないほうがおかしいのだ。





「夏樹君…!!




香織ちゃんが…!!」







そこから先は、よく覚えていない。





ただ、意識が朦朧とする中、聞き取れたおばさんの言葉は。





『香織が車に轢かれた』





そうゆうものだった。








俺とおばさん2人で車に乗り込み、近くの大きな病院に向かう。

そこでは、若い看護師の女の人が、香織の容態についてを説明してくれた。



その看護師はきっと、若いながら優秀なのだろう。



彼女の上手い言葉の組み合わせのおかげで、俺ははっきりとわかった。