生神さまっ!




「今の話聞いてたら分かると思うけどさ、

俺、イジメられてたんだよな。


…秋奈は、天界に来て、力を使ったときにその髪になっただろ?

なぜか、俺は…


産まれつき、この髪色で、この目だった」





私は、だまってこくり、とうなずく。


驚いていて声が出ないというのも、あながちウソじゃない。




だって…夏樹が、イジメられてるなんて。

でも、明らかに夏樹は、


今の夏樹とは違う”夏樹”だった。




当時の夏樹を私は見ることができないけれど、
今浮かべている、なんの感情も見えない笑顔は、


その時の彼の経験からのなのかもしれない。







「…もうちょっと、聞いてよ」



「なんで、急に…私に話そうと思ったの?」




1番の疑問を、私は夏樹にぶつける。



夏樹は「そうだね」と言って、笑顔を浮かべたまま、私に言う。