生神さまっ!

「あはは、まあまあ秋奈!ゆっくり話そう、ね?」



「いや、ちょっと落ち着こうね夏樹!?」




「なに言ってんの。

…俺はいつでも、落ち着いてるよ?」




…また、夏樹の言葉に…ゾク、と寒気のようなものがする。

そして、動けなくなる。


夏樹の雰囲気に、のまれてしまいそうになる…




「…あ、いた!冬斗〜!!

秋奈と夏樹について聞きたいことがあるんだけど〜!!」




…春乃!?

廊下を駆ける音が聞こえる。また着物で春乃走ってる!夏樹か!!



そんな春乃の声に、冬斗は私たちから視線を外し、声がする方へ視線を向ける。

それは、私も同じだった。


ただ…

夏樹だけが、違ったみたいで。




_スパン!!




「え、ちょっ…!?」



夏樹の腕の動きに合わせて、勢い良く目の前の襖が閉じられる。



「秋奈、俺ってさー。

結界系の術、すっげえ得意なんだ。


…破るのも、作るのもさ」





私は襖に手を伸ばす。
けど…!



「ひ、開かない!」


「…例え春の力を大きく得た春乃でも、

攻撃力の高い冬斗でも…


俺の結界は、破れないからな!」