生神さまっ!

冬斗の背中の奥に……にっと笑う、夏樹が見えた。

…なんかみんな今日食べるの早いね!?

いつももっと遅いよねみんな!?




「春乃はいつもどーりのペースだからさ、まだ半分くらい残ってるぽいよー?」



「へぇ…ってじゃあ、やっぱりみんな早すぎじゃん!なぜに!?」



「秋奈もそれは人のこと言えないでしょ!!」




…ごもっとも。
私も今日はすっごく早かった。



夏樹のツッコミに苦笑いしか浮かべられません。




…いや、ちょっと待って。
冷静に考えてみたらこの状況、ちょーっとヤバいやつな気がしてきた…



こーゆー時は、アレだアレ。よく言うじゃん。




「逃げるが勝ち」




そう言って私は、ちょっと小走りで目の前の自室に入る。

ストン!と勢い良く襖を閉め…一安心。




「ふぅ…」


「おじゃましまーす!」



「…いや、なにナチュラルに入ってるんスか」




なんか同じぐらい勢い良く襖開かれましたケド。

なんか夏樹がニコニコすぎて逆に不気味なんですケド!




「まあまあ、たまには話そうよ。

…2人っきりで、ね?」



耳元に囁くように言った夏樹。
それは昨日のように、色っぽくて…



ふと顔を上げると、こちらを見ている冬斗。



…あれ?これ…




「ふぅん、やっぱり2人はそうゆう…」



「違います!!」