生神さまっ!

夏樹の手から出た炎が、勢い良く向かってくるお札を一瞬で炎で包む。



するとお札は一瞬で黒コゲになり、ちりじりになって床へ落ちる。




…以外にあっけない?




けど…卑弥呼がこんなので終わるはず、ない。


私は卑弥呼の隣で倒れている春乃に目を向ける。




…私だって、一応生神なんだ。
動かなきゃ、いけない。



「…冬斗」



「ん?」



「…私、春乃を助けるよ」



「…いや、相当難しい。俺が…」




「お願い、やらせて」




春乃の真意を聞きたい。


春乃はなんで、桜が見たくないのか。
そして"ハルキ"という人の存在は…


まだまだ聞きたいことがいっぱいあるんだよ、春乃。



…お願い、
私にもう1回…あの笑顔を見せてよ。




「分かった。
俺と夏樹が卑弥呼を引きつけている間に…秋奈は春乃を助けて。

それと…


…今まで秋奈には言ってなかったけど、
卑弥呼に勝つには…1つの方法しかないんだよ」




「え…?」