生神さまっ!



「ん……」



「…大丈夫、秋奈?」



「うん、全然オッケー。

にしても…くらいね」



「まあ、もう6時だしね。

けど、寒くはないでしょ?」



「うん、春って普通、この時間帯だと肌寒いのにね」




見渡せば、ただただ草原が広がっている。

けど…異様な空気をまとっているのも、確か。




「…ここら辺で、捜査隊の消息がつかめなくなったんだよなー」



「うん……まあ、そうなるよね」



「だよなー。

よし!第一部隊さん?準備はオーケイ!?」




急にふっかけられた第一部隊の10数人が、え?と首を傾ける。



そりゃそうなるよね。
…私も意味分からないもん。



2人の会話についていけないのは、私だけじゃないみたいで
ちょっと一安心。

でも…

第一部隊のリーダーをつとめる、強面のおじさんだけが
深く頷いていた。



「お?さっすがリーダー!」



「悪いな、ウチのもんはまだ弱いみたいだ…」



「いやいや、他にも数人気付いてる様子じゃないですか」



気付いてる…?


…確かに、リーダーのおじさん以外にも数人が、
小さくうなずいてたり…


持っている剣を、構え直したり
口の中で何かをつぶやいている様子の人が3、4人…