生神さまっ!

そしてまた笑顔になる彼に、つられて笑ってしまう。



「あたしはね、春乃」



「春乃?

僕は春樹…偶然だね、僕達名前にどっちも"春"がついてる!」



「そうだよね!」



それから話が弾み、気がつけば昼食の時間になっていた。



「ねえ、あとで部屋に遊びに行ってもいい?」


「もちろん。僕もそうしたいと思ってた」



そんな春樹君の笑顔を見ちゃったら、もう。



あたし、速攻で食べ終わっちゃいました。



クリスマスの特別な食事は夜だけ。普通の野菜炒めでしたからね!



10分ちょいで食べ終わったあたしは、看護師さんの言いつけ通りゆーっくり歩いて、彼の部屋へ。



「春樹君!」


「…早いね」


「あ、ごめん!早すぎた!?」


「…ううん、逆に嬉しい」



へらっと笑った春樹君に、なぜか胸がキュンってなった。



…病気?貧血のせい?



「入って。僕以外、誰もいないから」




やっぱり春樹の部屋は個部屋らしい。



お邪魔します、と言って彼のベッドの近くにあった椅子に座る。



「…春樹君、にんじん嫌い?」


「…バレた?」