生神さまっ!

中世的な顔立ちの、とてもかっこいい男の子。




「あの、昨日の…」



「昨日って……あ!」



耳に馴染む、優しい低音。



「あの…たおれましたよね、昨日…」



「そ、そうでした!

そうですそうです!そうなはずです」



「はず…?」



「はずじゃないです、そうなんです!」



そう言うと、ふふっと笑う男の子。



あたしより大人っぽくの見えるけど、その笑みは無邪気な子供のようだった。



「昨日はありがとうございました…!」


「いやいや、大丈夫だよ。

でも、びっくりした。

部屋を出ようとしたら、女の子がいて…走り出したと思ったら倒れるんだもん」



「いやあ、その節は本当にはお恥ずかしい限りでぇ〜…」



「はははっ」



「…ん?」



また急に笑い出す彼。


えっと…?あたし、ただ謝罪をしただけなんだけど…?



「いや、だって…ははっ、急にそんなかたくするんだもん…」


「そういえば…あたしたちって同い年なんですかね?」


「うん、僕はそう聞いたけど…

だから敬語はやめよう?」


「…うん!」



なんか、嬉しい。


だって…同い年の友達ができそうなんだもん!


いや、できたって言っていいよね!!



「ところで君の名前は?」


「あたし?」


「そうに決まってるよ、他にいないでしょ」