「アハハッ、智君朝から何?冗談はやめてよ…」 「冗談じゃない。昨日、組のごたごたに巻き込まれて死んだ…。」 「嘘だ!!!遥斗が死ぬ訳ないよ!!」 嘘だと思いたい。 きっと今私は、寝ていないせいで可笑しくなってるに違いない。 これは幻聴に決まってる…。 「桜花ちゃん…。遥斗は亡くなったんだよ…。」 私の少しの現実逃避さえ許してくれないみたい。 遥斗は…死んだ。