購買に着いて、混雑しているのを諦めの境地で見やりつつ、券売機の列に並ぶ。
長蛇の列はじりじり進み、やっとわたしたちの番になった。
「どれがいい?」
「カツカレー」
「これね? 食券買うよ?」
「ん」
そしてやっぱり、そうちゃんは目立っていた。
その隣で、なぜかお弁当を持ってそうちゃんのぶんの食券を買っているわたしも、ついでに目立っていた。
つらい。溜め息出そう。
なんで一緒にいるんだろう、みたいな雰囲気がひしひしする。
視線が……視線が刺さる……。
はあ、と小さくもれそうになった溜め息を飲み込んでいると、二人で座れそうな席を探していたそうちゃんが、ふいにわたしを呼んだ。
「美里」
「うん?」
よし、食券は買えたから、あとはこれを食堂のおばさんに提示すればいいよね。
「今日の帰り予定ある?」
「ないよ?」
あとなんだろ、並んで待って、受け取ったら席に座って。
「じゃあ一緒に帰ろう」
「うん」
気もそぞろに、あっさり頷いてしまってから気づいた。
ん?
うん!?
お互いに確認取って約束したのって、初めてかも、しれない。
長蛇の列はじりじり進み、やっとわたしたちの番になった。
「どれがいい?」
「カツカレー」
「これね? 食券買うよ?」
「ん」
そしてやっぱり、そうちゃんは目立っていた。
その隣で、なぜかお弁当を持ってそうちゃんのぶんの食券を買っているわたしも、ついでに目立っていた。
つらい。溜め息出そう。
なんで一緒にいるんだろう、みたいな雰囲気がひしひしする。
視線が……視線が刺さる……。
はあ、と小さくもれそうになった溜め息を飲み込んでいると、二人で座れそうな席を探していたそうちゃんが、ふいにわたしを呼んだ。
「美里」
「うん?」
よし、食券は買えたから、あとはこれを食堂のおばさんに提示すればいいよね。
「今日の帰り予定ある?」
「ないよ?」
あとなんだろ、並んで待って、受け取ったら席に座って。
「じゃあ一緒に帰ろう」
「うん」
気もそぞろに、あっさり頷いてしまってから気づいた。
ん?
うん!?
お互いに確認取って約束したのって、初めてかも、しれない。


