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翌日。


この日は午後から学校が休みで、あたしは颯とデートの約束をしていた。


校門の前で待ち合わせをしているので、小走りに約束場所へと向かう。


「純白!」


校門前でひときわ目立つ颯がこちらへ向かって手を振る。


「おまたせ颯!」


息を切らせて颯の前まで来ると、颯が鞄からパックのリンゴジュースを取り出し、あたしに差し出してきた。


「え、いいの?」


「あぁ。純白の事だから走って来るだろうと思って、買っておいたんだ」


そう言い、あたしの頭をなでる颯。


「ありがとう……」


あたしはジュースを受け取り、一口飲んだ。


あたしがいつも飲んでいるのと同じジュースだ。


ちゃんと覚えてくれていたんだ。


あたしはそう思い、昨日見た映像を思い出す。