☆☆☆
一階へ下りると、リビングの方から楽しそうな声が聞こえて来て、あたしは真っ直ぐそちらへ向かった。
「颯、今日はもう帰るね?」
そう声をかけ、ドアを開ける。
「え、帰るのか?」
リビングで希彩ちゃんと会話をしていた颯がこちらを振り向く。
「うん。用事を思い出したから」
「それなら送って行くよ」
そう言い、立ち上がる颯。
颯はいつの間にか綺麗にひげを剃っている。
帰って来た希彩ちゃんに言われて剃ったのかもしれない。
「いいよ、1人で帰れるから」
「でも……」
「お兄ちゃん、いいって言ってるんだから、いいじゃん」
希彩ちゃんが颯の腕を掴んでそう言う。
「あぁ……そうか?」
「そうだよ。ねぇ? 純白さん?」
チラリとあたしを見る希彩ちゃん。
一階へ下りると、リビングの方から楽しそうな声が聞こえて来て、あたしは真っ直ぐそちらへ向かった。
「颯、今日はもう帰るね?」
そう声をかけ、ドアを開ける。
「え、帰るのか?」
リビングで希彩ちゃんと会話をしていた颯がこちらを振り向く。
「うん。用事を思い出したから」
「それなら送って行くよ」
そう言い、立ち上がる颯。
颯はいつの間にか綺麗にひげを剃っている。
帰って来た希彩ちゃんに言われて剃ったのかもしれない。
「いいよ、1人で帰れるから」
「でも……」
「お兄ちゃん、いいって言ってるんだから、いいじゃん」
希彩ちゃんが颯の腕を掴んでそう言う。
「あぁ……そうか?」
「そうだよ。ねぇ? 純白さん?」
チラリとあたしを見る希彩ちゃん。