カ・ン・シ・カメラ

やっぱり、無理なお願いだよね……。


そう思った時だった。


「わかった」


杏里がそう言ったのだ。


「杏里……?」


「たとえどんな話を聞いても、あたしは絶対に誰にも言わない」


その目は真っ直ぐにあたしを見ている。


「本当に?」


「うん。だって、このまま純白の悩みを聞かずにいるよりも、黙っている方がずっと楽でいいもん。


友達が悩んでいるのに何も協力できないなんて、あたしはそっちの方が嫌だ」


キッパリとそう言いきった杏里。


あたしは杏里の言葉に胸の奥がジンッと熱くなるのを感じていた。


杏里は本当にあたしを心配して、あたしを親友だと思ってくれている。


「ありがとう杏里。あたしも、杏里を一番に信用しているから、今起きている事のすべてを話すよ」


あたしはそう言い、静かに監視カメラについて話し始めたのだった。