と笑って言う。 本当に、大丈夫なんだけどな。 でも、お兄ちゃんは、わたしのために、大学進出を諦めてしまったんだ。 それが未だにわたしの心を締め付ける。 無意識に、胸のあたりの制服をぎゃっと、握ってると、不意に頭を優しく撫でられた、 思わずその方を見ると、 蓮が切なそうにわたしを見つめていた。 それを見た先生が、 「あれ、蓮、あんた珍しいじゃない! 女嫌いはどうしたのよ~?」 え? 「うっせーよ。姉貴。」 え?