この気持ちの名は…?

***





部長の悪魔のような声が聞こえた。



そして。
彼は私のデスクへと向かってくる。






「よろしくお願いします」



と。
過去を消すように涼しい顔で言った。






「よろしくね。
私は「忘れるわけないじゃないですか」





彼はかぶせ気味にそう言い、微笑んだ。