****** 気がつけば真っ青な空は夕日で紅色に染まっていて いつの間にか眠っていた事に気がついた 「さぶっ」 当たり前だ 4月とは言え夕方になれば多少冷え込む 私は起き上がり屋上を後にした 教室に鞄をとりに廊下をあるいていると 昼まで騒がしかった生徒達はいなくて シーンっとした空間に私の歩く音だけが響いた 自分の教室に着いて 自分の席を見ると 彼がいた。