軽く近況報告をして、
そしてその後思い出話に花を咲かせる。



そして夜10時半を回った頃だ。



「そういえば・・・!!!」



修がダッと席を立ち上がった。



ん?と私たちは首をかしげ、

旬はいきなりうるせぇな、と零す。




「10月といえば〜〜〜」



なんだこのノリ。



「ハロウィン・・・!!」



そう叫ぶ修。



あぁ、なんて私たちは頷く。



そういえば、なんていうレベルだ。




女子としてそういうイベントごとにそこまで執着がないのは私女としてどうなのかな、とも思う。



すると修はケータイを取り出した。




「お客さんが教えてくれたんだ、


ハロウィンイベントについて!」




そしてオレンジやら黒でレイアウトされたハロウィンイベントの公式ページをみせられる。



私たちは5人でそれを覗き込む。




屋台が出たり、ハロウィンランタンが作れたり、と楽しそうなお祭りだ。



「これがどうかしたわけ?」



郁斗はケータイ画面から目を離して修に問う。




すると修は待ってました、とばかりに一旦自分の手元にケータイを戻す。




そしてまた私達に見せる。




「俺が興味あんのは、コレ!!」




そう言って差し出した画面をみる。




「「「「ハロウィンコスプレショー?」」」」



どうやらそれを見てみると、


如何にリアルなコスプレ基仮装を披露するかによるものらしく、


優勝者にはハロウィン特製お菓子とかぼちゃ3キロが贈呈されるという。




「へぇ、楽しそうじゃん!」



私はそう声を上げる。


「これに出よう、てことかな?」


要路は首を傾げた。



「そういうこと!」


修はパチン、と指を鳴らした。