番外編の集い




「さぁ結果発表参ります・・・!!」



2時間ほど経過し、私達は観客の最前列にいた。


出演者は一番前の列らしい。



呼ばれたらすぐにステージに上がれるように。


ちなみに仮装をしている人しか上がらない。



「まずは特別賞・・・!


惜しくも入賞はのがしたものの、個性的で素晴らしい仮装をしていたのは〜・・・!」



貯めて貯めて、司会者が発表していく。



続いて3位、2位、と発表がつづく。



私達はまだ呼ばれていない。



ワンチャンある?お?なんて私達は盛り上がっていた。



そして



「得票数圧倒的ナンバーワンで、クオリティの高いものをみせてくれて1位に輝いたのは・・・!!」



おおおお!なんて観客の歓声



「チーム、吸血鬼の花嫁!」




うわぁ!
なんて後ろからの歓声がして。



おお、なんて私達は驚いたようにお互い向き合って。



ほんとにとっちゃったよ、なんて5人で挙動不審になる。



ほら、はやく行けよ



なんて最も一番理性的な旬に言われて。



私は壇上にあがる。




「圧倒的に細部まで気をつかわれていて、
また髪型やメイク、ネイルなどの衣装以外のところにも手を抜いておらず、


トータルで全てが絶妙な調和をしていたことから選ばれました!!!」



そしてパチパチと拍手を受ける。



そして私達はあり得ないくらいのかぼちゃをカバンにひきづって帰るのであった。



みんなはなんだかんだ仕事やらなんやらで帰ってから打ち上げをするという話も出ず、私は1人、旬の家にお邪魔することになった。