ここで、ある思いが頭に浮かぶ。





山形、俺のこと、嫌いなんだよな。

どっちにしても、ふられるんだよな。

だけど、何もしないと絶対に後悔する。

俺、変態にされるかもしれないけど……

山形、きっと引くだろうけど……

山形にしっかり伝えよう。

そして、潔くフラれよう。







だけど……




逆転シュート。

実はそれに賭けている。

入れ替わり最後の文化祭の日、柚と俺は勝負に出る。