見上げた空は青かった

部屋から出ると廊下に漂ってくる美味しそうな香り。


今日のご飯は何かな。


『おはよー』


「あら、今日はいつもより早いじゃない」


台所にはエプロンを掛け、お茶を沸かしているお母さんがいた。


『だって今日入学式だよ?初日早々遅刻なんて赤っ恥かきたくないし。それに、未来と7時に待ち合わせしてんだ』


「昔はいつも起こされてばっかりだったのに、いつの間に立派になったの?未来ちゃんとは今も仲がいいのね」


いつの間に立派になったの?…って!


何よそれ、まるでわたし子どもじゃない!


『また子供扱いするんだから!当たり前でしょ?わっ、今日はメンチカツだやった!』


「最初の日だしガツンと行ってもらわないとね。お母さん応援してるから頑張ってよ?」