「そーか? 本人にはわかんねぇな」 「大人っぽいよ。しゅう」 「...だからマジで、俺をこれ以上褒めんなよ」 「え?」 「いや、何でもねぇ...」 文化祭の始まる笛が聞こえた。 「しゅう何手伝えばいい?」 「まだ手伝う気かよ」 「先輩のあんな姿見たくないし...、じゃなくていいの! ほら暇つぶしっていうか」 「バァーカ」 ピンッとデコピンをされて、目をぱちぱちすると。