危険な愛を抱きしめて

 オレをベッドまで運び、氷を取りに席を立つ、ショコラを見送って。

 風ノ塚に連絡……しなくては……

 と、手を伸ばしても。

 すぐそばのテーブルに置いたはずの、自分の携帯がやけに、遠く、つかめない。

 オレは、ショコラが、戻ってくるまでの短い時間に。

 携帯電話に手を伸ばした、そのままの格好で。

 ふっと。

 意識をなくしたようだった。