14年目の永遠の誓い


朝食の後は、家族からプレゼントを渡された。



お兄ちゃんからは写真集。

パパからはバッグ。

ママからは、カナと行くようにって、美術館や映画館や水族館……色んな施設のペアチケット。



パパが横から、



「別にパパと行っても良いんだぞ?」



と言うので、思わず笑ってしまった。

そうだね。パパと行くのも楽しそうだよね。

そう言うと、パパは嬉しそうに笑った。





お昼前からは例年通り、わたしの家族、お隣の家に住むおじいちゃん、おばあちゃん、広瀬家のみんなが勢揃いして、お庭でバーベキューパーティー。

お兄ちゃんは春休みで帰省中。

パパやママ、おじいちゃん、広瀬のおじさまは、お仕事をお休みしての参加。

毎年、この日だけは、ママも必ず休みを取る。

普段のお休みの日は、急患だったり、気になる患者さんがいるだったりで、途中で病院に行くこともあるけど、わたしのお誕生日だけは、必ず一日家にいてくれる。



何年前だったかな?

ムリせず、病院に行っても良いんだよって言ったら、代診のお医者さんを頼んであるから大丈夫なのだと教えてくれた。



ジュウジュウと肉が焼ける音がする。

とても美味しそうだと視覚では感じるのに、炭火で焼いた美味しいはずのお肉に、まるで食指が動かなかった。

お兄ちゃんが取り分けてくれたお肉に、どうしても手を伸ばせなかった。

楽しげな雰囲気や空気は心地良い。

だけど、食欲というものがまるでわいてこないんだ。