14年目の永遠の誓い


娘を取られるのは嫌だけど、息子がやってくるなら良いかも……? と思ったに違いない。

ほぼ反射的に、おじさんは頷いていた。



「……あー、まあ、それなら」



落ちた!



おじさんは、あっけにとられながらも、オレとハルの結婚を承知してくれた。



「3月のハルの誕生日にプロポーズして婚約、8月のオレの誕生日に入籍して、オレがハルの婿になるってことで考えてるんだけど、それで良いよね?」



矢継ぎ早のオレの言葉に、おじさんは混乱気味。



「新居はハルの部屋にそのままお邪魔しようと思うんだけど、大丈夫? 別に部屋を借りた方が良い?」

「いや、ここに住みなさい!」



おじさんは、結婚年齢に注目することなく、オレがこの家に住むことを了承。

自動的に、オレは8月にハルと結婚できることになった。

その辺りで、ようやく正気に戻ったらしいおじさんは、口を付けていなかったブランデーをくいっとあおる。



「……響子さんを呼んで来よう。彼女がOKしなきゃ、この話はなしだぞ」



もちろん、それで良い。

はなから、おばさんは大丈夫じゃないかと言う気がしていた。
いつも、オレとハルの仲を好意的……というか、一番面白がって見ているのは、おばさんだったから。

オレの予想通り、おばさんは、



「18歳の誕生日に入籍って、冗談抜きに最短距離で来たわね」



と笑った。



「わたしは賛成。良いんじゃない? それにしても、よく幹人を落とせたわね」



と、隣のおじさん……幹人(みきひと)さんを面白そうに見た。



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