14年目の永遠の誓い

オレはハルが大好きで、
4歳の時が初恋で、それからずっとずっと、ハルしか見ていない。

家も隣同士の幼なじみで、幼稚園から、ずっと13年に渡って同じクラスの同級生。

2年前からつきあい始めて、家族公認の恋人同士。

普通の恋人同士よりは、きっと多くの時間を共にしてきたし、今もそう。
だけど、オレにはそれだけじゃ足りなかった。
朝から晩までハルと一緒にいたかった。



遠方の大学に通うために家を出た明兄、
週何回もの夜勤をこなす脳外科医のおばさん、
いくつもの会社を経営する超多忙なトップエグゼクティブのおじさん。

ハルが夕飯を家族の誰かと食べられる日は週の半分もない。
ハルは愚痴一つ言わないけど、寂しくないはずがない。

オレはしょっちゅうハルの家にお邪魔していて、できる日はハルと2人で食事をとるけど、……オレもまだ子どもで、基本、食事は家で食べるように言われる。



心臓病の持病があるハル。

夜、具合が悪くなっても、家の人をわずらわせたくないと、ひとりで我慢することが多いと知り、なんで、その場にオレはいられないのだろうと胸がつぶれそうに痛んだ。



5ヶ月前、修学旅行中に体調を崩して、一人先に帰宅し、入院したハル。
入院こそしているけど大丈夫だと聞いていたのに、3日後、帰宅するとハルはICUに入れられていた。
3度も心停止に陥り、人工呼吸器を着けられていたハル。

何一つ知らされていなかったオレは、帰宅してそのことを知り、言葉が出なかった。
なぜ、オレは一番にハルの元に駆けつけられないんだろう?
なぜ、オレはハルの側にいられないんだろう?


オレはハルのパートナーの座を切望していた。