「ハル、……充電させて」
オレはタクシー乗車前のハルを大切に、大切に、そっと抱きしめた。
「会えない3日間分」
恥ずかしがり屋のハルだけど、なぜか今日は抵抗しなかった。
その上、ハルもオレの背中にそっと腕を回してくれた。
けど、調子に乗ったオレがキスをしようとすると、
「そ、それはダメ」
と赤くなって両手でガードする。
「仕方ない、じゃあ、こっちで」
とガードをかいくぐって、頬にキス。
……していると、裕也さんにポカンと頭をはたかれた。
「はい、そこまで。またすぐ会えるだろ?」
隣の里実さんは、
「ホント、ぶれないわよね」
と、クスクス笑っていた。
「じゃ、じゃあね、カナ」
促されるままにタクシーに乗り、ハルはオレに手を振った。
「ああ、3日後にね。……裕也さん、里実さん、ハルをよろしくお願いします」
オレはハルに手を振ってから、2人に深々と頭を下げた。
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