14年目の永遠の誓い



夕飯の時間、大広間に行くと、志穂と斎藤は既に席に着いていた。



「叶太くん、陽菜は?」

「牧村、大丈夫だった?」



2人同時に聞かれ、なんと答えれば良いか一瞬迷う。



「熱出ちゃって、今、寝てる」



ウソじゃない。

ただ、実際にはただ熱を出しただけとは言えない状況。



「そっか。心配だね」



思えば、昨日もハルはバスに酔った後、そのまま夕食会場には来なかった。
2人はそこまで深刻だとも思っていないようだ。
正直、その方がありがたい。



「早く下がると良いんだけど」

「後で会えるかな?」

「んー、どうだろ。里実さんに聞いてみる?」


本当に調子が悪い時、ハルは見舞いを断る。
そこまで弱っている姿を見せたくないのだと思う。

ハルはしょっちゅう具合を悪くしているけど、入院中はそういうレベルではない体調不良も多い。

そんなハルに会えるのは、多分、家族以外にはオレだけ。
と言うか、きっと、そんな状態のハルと一番長くいるのはオレに違いない。

だからか、ハルはオレにはあまり体調不良を隠さない。



「ところで、あの後、どうだった?」



見るからに豪華なお膳なのに、まるで味のしない夕食に箸を付けながら、明るく聞くと、楽しげな返事が返ってきた。



「あれから、りっちゃんの班に会ってさ、そっから合流して6人で回ったよ」



「いやー、寺本、ひどいんだぜ、オレとツーショットは微妙だから、一緒に回ろうよ……とか」

「ひどっ」