14年目の永遠の誓い



洋館の次は川下り。



「酔いそうだから、里実さんとここで待ってるね」



とハル。

それなら、船に乗るより、ハルと一緒に船を見ながら一緒に待ちたかったのに、



「行くぞ、広瀬」



と斎藤に強引に引っ張られて、船に乗せられた。

どうやら、ハルに、自分が行けない時はオレを連れていってねと頼まれていたらしい。



「牧村が気にするから、お前はこっちに参加しとけ」



そう言われてしまうと、言うことを聞くしかない。



「行ってらっしゃい」



笑顔で手を振るハルに、仕方なくオレは船上から手を振り返した。

ハルは船に乗るオレたちを写真に納めるべく、嬉しそうにデジカメを取り出していた。





本日最後の観光は、学問の神様。

ザックリ説明を聞いた後は、ハルと一緒におみくじを引いて、学問のお守りを物色。



「受験ないのにいるかな?」



と言うと、横から志穂が、



「陽菜にはいらないかも知れないけど、わたしたちにはいるんじゃない?」



とぬかした。

一緒にするなと言いたいところだけど、残念ながら、オレたちの成績は団子状態。

ハルがお守りを3つ買ったので、誰の分かと聞くと、



「お兄ちゃんと、羽鳥先輩へのお土産」



と言ってから、「あ、」とつぶやいて、買ったばかりのお守りと志穂を見比べる。



「ごめん。……しーちゃんが買った方が良かった……よね?」