14年目の永遠の誓い



そのまま昼食会場へ移動するために観光バスへ乗車。
目が覚めてきたと言ったハルは、結局バスでも爆睡。大の苦手の観光バスだったけど、酔うこともなく目的地に到着できた。

体調悪そうな気がしていたけど、意外といけるかも?

と思ってはみたものの、やっぱり食欲はほとんどなくて、昼食のウナギも、



「美味しいね」



と言った割には、ハルは数口食べただけ。
残りはありがたく、オレと斎藤が頂戴した。

食後は旧藩主邸と庭園を見学。
広大な敷地には、どでかい日本建築のお屋敷。池のサイズが「池」と言うには申し訳ない大きさで、半端ない迫力。

併設されている西洋館の壁は白。不思議と和館よりも歴史と伝統を感じさせられる。



「こんなお屋敷に住んでみたいね~」



と誰かが言うと、



「掃除が大変っしょ」



と、どこからか現実的な答えが帰ってくる。



「夢がないなぁ。これだけの家ならお手伝いさん雇うって」

「ってか、何人家族だよ。こんなに、部屋いらねーって」

「……あんた、そんなこと言ってっから、彼女いない歴更新中なんだよ。

ったく、現実的なのもほどほどにしときな」



その鋭い突っ込みに、何人かが吹き出した。



「……え、現実的、ダメ!?」



更に自覚がないらしい発言に爆笑の渦。

ハルもクスクスと笑っていた。