14年目の永遠の誓い



夜9時、わたしがいつも寝る時間。

今日は夜になってもカナがいる。

同じ部屋に、パジャマを着たカナがいる。



色違いのパジャマは晃太くんからの結婚祝い。

こんな風にカナのパジャマ姿を見るのは初めてなわけで……、何だかやたらと照れくさかった。

結局、うっかりワインを飲んでしまったせいで、わたしはまたしても寝込んでいるのだけど、今日はカナとずっと一緒にいられるのだと思うと、たまらなく嬉しかった。



「カナ」

「ん? どうした?」

「お誕生日おめでとう」



朝一番で言おうと思っていたのに、一日中慌ただしくて、気が付けば、すっかり言いそびれてしまっていた。



「え? ああ。ありがとう!」



カナは何を思い出したのか満面の笑みを浮かべて、わたしの頭をなでた。

おめでとうを言うと同時に、用意していたプレゼントを渡していないことも思い出す。



起き上がろうとすると、カナがそっと支えてくれた。



「どうした? トイレ行く?」

「ううん。あのね……プレゼントを渡し忘れてたから」

「プレゼント?」

「うん」



何にしようか、随分迷ってキーホルダーを選んだ。

わたしの家の……わたしたちの新居の鍵を付けてある。

それに、18になれば、カナはきっと車の免許も取ると思って。



「ホント? ありがとう! ハルと結婚できただけで、十分、今までの人生一番のプレゼントだったんだけど」