14年目の永遠の誓い



ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。



「ハルッ!?」



呼ばれて顔を上げると、目の前にカナがいた。

ぎゅっとしがみつくと、カナが驚いたように息をのんだ。



「ハル、大丈夫?」



カナが背中をトントン、トントンと優しく叩く。

ドレスを替えてからは下ろした髪を優しくなでる。



「……寂しかったんだもん」



つぶやくと、またカナが動きを止めた。



なんか、わたし、変なこと言った?



「……ずっと一緒にいるって、言ったのに」

「ごめん! オレが悪かった!」



カナは言い訳もせずに謝った。



「いいよ。……もう、どこも行かない?」

「ああ、行かないよ」



カナはとろけそうな笑顔を見せてくれる。

わたしも同じように笑顔を返す。



「ハル、……少し、中で休もうか?」

「カナも、一緒に?」

「そうだね、一緒に行くよ」



それから、カナはわたしを抱きしめる腕をほどいた。

思わず、カナの腕を掴むと、安心させるように、カナはトントンとわたしの背中を叩いた。



「……えーと、それじゃあ、オレたち、中に入るけど」

「ええ、後は適当にやっておくから、大丈夫。何かあったら、すぐ呼んで?」

「了解っ!」



なんだか、頭にもやがかかったみたいで、ふわふわして、なぜかやけに身体が熱かった。



視界が急に高くなって、木々の葉っぱの間から青い空が目に飛び込んできた。

カナに抱き上げられていた。

ビックリしてしがみついた。



「それじゃ、オレたち部屋に戻るけど、みんな、ゆっくり楽しんで行ってね」



二人っきりで何するんだよ……とか何とか言われて、カナは、



「バカ、ハルを休ませるだけだろ」



となぜか真っ赤になっていた。



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