14年目の永遠の誓い


「じゃ、写真撮っちゃおう。急がないと、みんな来ちゃうよ?」

「みんな?」

「そう。オレたちの家族とクラスのみんな、プラスアルファ」



満面の笑顔の二人に手を取られ、庭に降りる。



「写真、撮りますよ~」



どこからともなく現れたカメラマンの男性。

ああ……さっき、教会でもこの人が写真を撮ってくれていた気がする。



「お願いしまーす」



カナの笑顔につられて、わたしも笑顔を作る。



「奥さん、緊張してる? ……あ、良いですね~! 照れた顔、可愛いですよ~」



奥さんと言う言葉に反応して真っ赤になったわたしは、照れた顔が可愛いなんて言われると、もうとても冷静ではいられなくて……。

思わずカナの後ろに隠れたら、



「あ、それも初々しくて可愛い!」



なんて回り込んで来てシャッターを切られてしまい、今度は沙代さんの方に逃げた。



「え……っと、あの沙代さんと……撮ってください」



沙代さんは腕にしがみついたわたしを笑顔で迎え入れてくれて、

カメラマンさんは、そんなわたしを見て、クスクス笑いながら何度もシャッターを切る。



「さ、旦那さんも入って!」



威勢のいい声を受けてカナがわたしの横にピタリとくっつき、それでもわたしは恥ずかしくて、沙代さんにくっついていた。



「奥さん、それも可愛いらしいけど、一度ピシッと立ってみて」



カメラマンさんの言葉に、いい年して逃げ回っている方が恥ずかしいことに気付き、慌てて沙代さんの腕から手を離すと、カナがすかさず反対の手を取った。

カシャカシャと何度もシャッター音が鳴り響いた。



「良いですね~。綺麗に撮れましたよ!」

「ありがとうございました!」



カナのその言葉を合図に、写真撮影は終了した。