14年目の永遠の誓い

「ハル、間違えないで? オレ、説得のために、この話をしただけだよ?

オレだってハルが大事だから、おじさんたちと同じ気持ちはあるよ。

……だけどね、それ以前に、オレ、とにかく、ハルとずーっと、ずーーーっと一緒にいたくって、ハルと結婚したくて、そのために、……申し訳ないけど、……卑怯だけど、みんなのハルを想う気持ちを利用したんだから」



はあーーっと、カナは大きなため息を吐き、



「あー。幸せが逃げてく……」



とつぶやいた。



「おじさんにはね、それでも陽菜は嫁になんてやらんっ! って怒鳴られたよ。大事な娘をそう簡単にはやれないんだって。

……まあ、そうだよね。オレがおじさんでも、こんな可愛い娘、手放せない」



カナはそう言って、わたしの頬にキスをした。



「ははっ、涙、しょっぱい」



カナはぺろりとほおをなめる。



「……やっ! カ、ナっ!?」



突然のカナの仕草に驚いて、……そして、ようやく涙が止まった。



「あのさ、オレがこんなにも弱みにつけ込んでも、ハルのためには結婚は最良の選択だって分かっても、おじさん、結婚なんて許したくなかったんだよ?」



それがなあに?



「同情な訳ないだろ?」

「……あ」



思わず、カナの顔を見上げると、にこりと笑ってくれた。



「……でも、じゃあ、」



どうして、パパは結婚を許す気になったの?