14年目の永遠の誓い


わたしの気持ち、カナには筒抜けだったのかな……。



「オレさ、本当は毎日でもハルんちに行って、一緒にご飯食べたかったんだ。けど、うちの親父、ほとんど帰ってくるんだよな、夕飯食べに。家族で食卓を囲むってのを大切に思ってるらしくて……。

ごめんな」



「……カ、ナ……、わるっ、く、な……」



カナは何も悪くないよ。

誰も、悪くなんてないんだよ。



涙が止まらなくて、嗚咽が止まらなくて、ちゃんと話せないのに、カナにはちゃんと伝わるんだ。



「……ん、そうだよな。別に誰も悪くないよな。

けど、オレはハルが寂しい想いをしてるのは嫌だし、何より、オレ自身がハルと一緒にいたかった。

ハルと毎日、ご飯食べたいよ? 結婚したら、普通に、それが日常になるだろ? そんな毎日を想像しただけで、オレ、思わずにやけちゃうよ?」



カナがわたしを抱きしめる腕に力を込めた。



「ハルは誰も悪くないって言うだろ?

けどさ、ハルを大事に思ってる人はみんな、ハルに申し訳ないって思ってるんだよ?

明兄はこうなることが分かっていて、地元の大学を選ばなかった。

おじさんも仕事とは言え、ハルを一人にしている張本人の一人だ。同じ家に住んでいるのに、って」



「……け、ど」