14年目の永遠の誓い


「そっか! 良かった!」



カナは目に見えて、ホッとしたという顔をした。

そのまま、カナははあーっと大きく息を吐く。



「ごめんね、ハル。

これも自然な気持ちだって、分かってもらえたら嬉しいんだけど、」



カナは最初に謝ってから、続きを話した。



「オレ、実のところ………ハルを抱きたいと、……かなり、切望してる」



言ってから、カナはさらに赤くなって目を逸らした。

カナの反応同様に、言われたわたしも真っ赤になって、目を逸らす。



付き合っていると、そういうことをすることもあるというのは、わたしだって一応知っていた。

だけど友だちとは、その手の話はしたことがない。

だから、わたしの知識はとっても乏しいもので……、保健の授業で教わったのと、たまたま読んだ小説に出てきたものと、そんな程度のもので……。

だけど一応、授業では行為から避妊法に至るまで教わりはした。



だから、それが恋人同士や夫婦の自然な営みだと言うのは知っている。……知っては、いた。



……けど、……だけど、まさか、カナの口からそんな台詞が出てくるなんて、思ってもいなかったから!



だから、わたしは混乱して、動揺してしまって……。



「本当は、オレ、けっこう我慢してるんだよ? ハル、知らなかっただろう」



「え……と、……し、知り、ませんでし…た」



思わずどもる。言葉がひっくり返る。



「……あの、」



何か言おうと思うのに、何も出てこない。

頭の中は真っ白だった。