14年目の永遠の誓い


「なんで、できないの?」



再度問われる。



「わたし、まだ17歳だし、……高校生だし」

「それは、叶太くんも知ってるんじゃないの?」



そりゃ、同級生だもの、知らない訳がない。



「知っててプロポーズしたんでしょう? ……ああ、家族が反対してるとか? そりゃ、するよね」



田尻さんはうんうんと頷いた。



「ううん。……家族は、……結婚しても良いって」



わたしの言葉に、田尻さんは目を見開いた。



「……すごっ。マジ?」



なぜか、田尻さんの目が輝いた。



「うん。……カナが話してたみたい」

「プロポーズの前に?」

「うん」

「……さっすが、叶太くん」



ほうっとため息を吐いて、どこかうっとりと田尻さんは言った。



「何て言うか、スゴイ行動力だよね。牧村さん、愛されてるね~」



田尻さんはわたしの方を見て、にっこり笑った。



「……そう、かな?」



愛されている気はする。



……ううん、愛されているのは良く分かる。



だけど、なんか違う。

何かが違う気がしてならないんだ。



「プロポーズはどうやって?」

「……婚約指輪を、指にはめてくれて、それから、18の誕生日に……結婚して欲しいって」



言いながら、喉の奥に何かが詰まったような違和感を感じる。

どんどん言葉が……心が重くなっていく。