14年目の永遠の誓い



閑静な住宅街の一角にある田尻さんのお家は、とても素敵な輸入住宅だった。



ドキドキしながらインターホンを押すと、カメラでわたしの姿を確認したのか、田尻さんの声が聞こえ、ほどなくドアが開けられた。



「いらっしゃーい。入ってきて」



Tシャツにショートパンツの田尻さん。

私服が、とても新鮮だった。



「こんにちは。……あの、これお土産です」



玄関先で、沙代さんに用意してもらったお土産を渡す。



「ありがと! でも、なんで敬語?」



田尻さんは紙袋を受け取りつつ、クスクスと笑った。



「え? なんか、……緊張しちゃって」



そう言うと、更に面白そうに笑ってから、



「上がって上がって。今日、誰もいないから遠慮いらないよ」



と自らも、サンダルを脱いで玄関を上がった。



「お邪魔します」



と、わたしも靴を脱いで中に入る。



「こっち、来て。リビングで良いよね?」

「うん。わたしはどこでも」



案内されたリビングは二階まで吹き抜けになった広々した空間。

部屋の隅には暖炉まで置かれていた。



「素敵」

「ありがと。座って座って」



勧められてソファに座ると、田尻さんも向かい側に腰掛けた。



「誰かいるとうるさいから、二階のわたしの部屋のが良いんだけど、今日、弟の野球の試合でみんないないんだ」

「弟さんがいるの?」

「そう。小6、うるさいよ~」