みんなにからかわれて真っ赤になって俯いて、そこからしばらく顔を上げられなかった。
手に持っていたのはタマネギだし、荷物はみんなのと一緒に隅っこに置いてあって……、
顔を隠す場所がどこにもなくて、カナにしがみついていたら、余計にからかわれてしまい、
「カナのばかぁ」
と小声で言うと、
「ごめんごめん」
と全然悪びれない声が降ってきて、ついでに
「ホント、ハルはシャイだよな」
と、頭をなでられたり、抱きしめられたりしたものだから、さらに大騒ぎ。
わたしがシャイなんじゃなくて、どう考えても、カナが構わなすぎなんだと思う……。
その日、カナたち男子が4人で作ってくれた炭焼きハンバーグは外側がこんがり焼けて中はジューシー、本当に絶品だった。ポテトサラダに豚汁もとっても美味しくてビックリ。
カナがわたし用に小さなハンバーグを作ってくれたおかげで、わたしも全部食べることができた。
今日の自炊ランチでは、わたし他、女子は全員、本当にサラダ用の野菜を洗うとか、レタスをちぎるとか盛り付けとか、簡単な作業ばかり。
後片付けまで、4人でやってくれたものだから、他の班の女子からは羨望の眼差しで、他の班の男子からため息が出る有様。
潮野くんは、
「いや、ホント、料理の威力、すげー! オレ、マジで料理習おうかな」
なんて言っていた。
この日以降、うちのクラスの男子の間では、男の料理が大流行した。
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